睡眠時間と健康の関係
近年の研究で睡眠による健康への影響があるという結果が多数出ています。
人生で眠っている時間というのは3分の1ほどを占めており、そのために時間を確保するためには寝る時間を削ることが一番手っ取り早いのかもしれません。
でも、その影響で体調不良となり、全体のパフォーマンスが下がってしまっては本末転倒ですよね。
今日は睡眠時間による体への影響と対策を考えてみたいと思います。
私の経験から見た寝不足の影響
ムリをした結果
数年前まで地域の活動で早朝に出ることが多かったことから、その時間を調整するために睡眠時間を削っていました。
最初のうちは眠さだけだったのですが、次第に体調にも変化が出るようになってきました。
当然歳も取っていくので、睡眠不足の影響も大きくなりついにある症状が出始めたのです。
寝不足になると動悸がする
寝不足がきつくなると動悸がするようになってきました。
でも、それはみんな同じだと思っていたのです。
地域の活動が忙しい時期を過ぎると、朝早く出ていかなくても良くなり、体調は徐々に戻っていきました。
寝不足解消は時間がかかる
それでも寝不足が解消し、体調が完全に戻るまで1か月はかかりました。
その分仕事には影響が出ていたと思います。
朝早くから起きて無理をした結果、パフォーマンスが下がっていたので先に話した通り、本末転倒というものでした。
一番良い睡眠時間は?
最近の研究で睡眠時間の長短が死亡リスクに影響することが分かってきました。
私のように、症状が出る人は特に注意が必要です。
しかも危険なのは、一時的になっている睡眠の長短より慢性的になっている睡眠の長短です。
年齢の影響を加味しない研究では、男女ともに4時間以下の睡眠になると約1.6倍となることが分かっているようです。
睡眠時間が短いと、高血圧や糖尿病などの慢性疾患のリスクがあがるということが分かっています。
また、睡眠時間が極端に長い場合には死亡リスクはさらに上がって女性で約1.8倍、男性でも1.7倍と決して無視できない数値が出ています。
でも、睡眠時間が長くても死亡リスクが上がるなんて不思議ですね。
睡眠時間が長すぎる場合には、気づいていないような病気が隠れていることもあるそうなので気を付けたいですね。
ちなみに一番死亡リスクが低いとされる睡眠時間は7時間程度です。
7時間寝ても寝足りないなんていうときには、睡眠の質を改善してみると良いでしょう。
参考にさせて頂いた記事
「睡眠時間と死亡との関係」
寝不足の時にできる対策
寝不足だった私が取っていた対策についてご紹介します。
水をチビチビ飲む
水を飲むと瞬時に体に吸収され、血中の水分が増えます。
しかも定期的に少しづつでも飲むことがおすすめです。
一気に飲むと中にはすぐトイレに行きたくなる人がいるので、そんな時はやはりチビチビ飲みがおすすめです。
水を飲むと血行がよくなって体が楽になるようです。
寝不足じゃない時にも水を飲むことはおすすめです。
でも、水分を取っているからと言って、コーヒーや紅茶のようなカフェインの入っているものばかり飲んでいると利尿効果で逆に水分を奪われるので注意が必要です。
それから、栄養バランスも大事です。関連記事はこちら↓

どこでも寝れるような習慣にする
睡眠不足だなと感じるとき、私は昼寝をするようにしています。
でも、そんな時間とれないことが多いですよね。
では、5分だったらどうでしょうか?
実は5分目を閉じて静かにしているだけでも、ずい分違いがあるものです。
パフォーマンスを上げるためにも、寝不足の時には是非一度お試しください。
良い睡眠をとるための心がけ
毎日運動する
私は寝れないということがほとんどないのですが、その要因もよくわかっています。
私は基本が現場仕事なので、常に体を動かしています。
そのため体が疲れているので、寝ようと思えばすぐに寝れてしまいます。
周りの人で寝れないという人の話を聞いていると、大部分が運動不足でした。
外で運動する機会がない人は、室内で腹筋と背筋運動、スクワットをするのがおすすめです。
腹筋と背筋運動は腰痛予防に、スクワットに至っては習慣づけるだけで健康寿命が大幅アップすることも期待できます。
共に1分程度、10回ほどでも十分です。
寝る前に深刻な考え事をしない
意外に見落としがちなのが、寝る前に考え事をしないということです。
物事を考えながら寝ようとすると、気になってしまって寝れなくなることはよく知られています。
また、マイナスな思考のまま寝てしまうと、それが潜在意識に刷り込まれてしまうということもよく言われることです。
まとめ
睡眠時間は7時間前後が良いことが分かりました。
睡眠時間が長くても短くてもいけないことも覚えておきたいところです。
あとの習慣等は人それぞれ合う合わない、できるできないがあると思います。
また、人生の3分の1ほどを占めている睡眠の時間ですから、いかにバランスよく使っていくかは今後よく考えたいところです。